[Nikon d7200 Nikkor 55-300mm(200mm) F5.0 1/800s ISO200 ]
遠く、薄く、曖昧に
近く、濃く、明瞭に
[Nikon d7200 Nikkor 55-300mm(200mm) F5.0 1/800s ISO200 ]
遠く、薄く、曖昧に
近く、濃く、明瞭に
まばゆい初日の出を拝んで数年。
この土地で迎える久しぶりのご来光は、
恵みの雨の向こう側となる予報。
世界中のどこでも海辺の街はとてもよく似ている。
自由で鷹揚な気配に満ちた、空の高い平たい緑地。
夕刻はせつなく、早朝はみずみずしい。
達者でな、2018年よ。
[nikon d70 nikkor 55-300mm(300mm)f5.6 1/8000 iso1600 ]
渥美半島、伊良湖岬にて。
長く長くまっすぐに伸びる水平線の手前、
悠然と航行する大型船。
「大航海時代」という響きにはロマンと夢がある。
ヴァスコ・ダ・ガマが探検したその時代から500年先の未来、
現代人は今日も地球の表面を飛び回る。
歩いて渡れそうな水面、鏡のよう。
田原市の海岸にて撮影。
[nikon d70 af-s nikkor 55-300mm(55mm)絞り優先 f4.5 1/350 iso200 wb オート ピクチャーコントロール ビビッド]
4月にしては多い降水量。
わずかな晴れ間を貴重に思う。
人智の及ばない仕組みが天体を動かす。
賢く強く豊かになっても、私たちは地球の回るスピードを変えることはできない。太刀打ちできない、畏怖。
大自然はいつも奪いながら、与える。
たとえば、嵐のあとの橋みたいな虹。
やがて陽は昇り、
世界に色を与え、繊維を乾かし、生き物を育む。
[nikon d70 af-s nikkor 300mm 絞り優先オート f6.7 1/2000 iso1600 wb オート ピクチャーコントロール ビビッド]
「はじめまして」
”Nice to meet you”
2隻は出逢い、互いの起こす波を物ともせずに、しかし確実に干渉し合いながら、ゆっくりと向かい合っているように見えた。
波紋はごく緩やかに広がりゆき、海中の生き物たちを揺らめかせただろう。
夕刻、静かに、そしてダイナミックに世界を終えるシーンを映した気がした。
明朝、同じようで全く新しい陽が射す海辺。一期一会。
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