遠く離れたところから見ると、その美しい全体像をつかめる。
近くに佇むと、その繊細な木肌のぬくもりを感じられる。
大雨から動物たちを護り、強風にも耐える強い根を張る大樹。
その樹冠は数キロ先まで広がりそうに生い繁り、小鳥たちはそこに集い、巣を創る。
幾千、幾万の葉は陽光を受けて力を培う。
葉脈を走らせ、全身に養分をいき渡らせる。

―鼓動。

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地球まるごとひとつの生命だとすれば、わたしたちもひとつひとつの細胞のようなものかもしれない。
懸命に暮らす、かけがえのない。

思いきり伸びをして、大気を吸う。
空を胸に含み、あたたかな思いを吐き出す。
潤いに満ちたことばとともに。

いつでもここに元気玉。